2011-02

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Samariterkurs

私の住む田舎の村のSamariterkursに通っています。
いわゆる応急手当てを学ぶコースです。

Samariterはサマリア人のことで、聖書にある善きサマリア人の話がとられたものなのだそうです。
Samariterbundとよばれる団体(協会)があり、ここが応急手当・救助手当のコースを主催しています。

Der Schweizerische Samariterbund
http://www.samariter.ch/de/i/home.html;jsessionid=D316B9F1A1224C5D8129C71CA9839ACB

Samaritervereinと呼ばれることもあるように(der Vereinは英語でいうassociation)、特定分野での篤道のための個人加入の団体、協会、組合、クラブなのです。よってコース参加は有料ですが、コース担当者は無償。

これまでこういうコースを日本語で応急処置を学ぶコースと言っていた私ですが、厳密には応急処置は救急隊員が行なう行為と定義されているため、一般市民(バイスタンダー)が行なうものは応急手当(おうきゅうてあて、first aid)と呼ぶことになっている(Wikipedia)、ということをこのコースに参加して知りました。

日本では一般市民への応急手当・救命手当の普及教育が遅れているため、いまだに「下手に手出しをするな」という風潮が強く存在する。これは手を出した時点で、刑法上の「保護責任者」とされる事も原因となっている(遺棄罪を参照)。 ただし、応急手当・救命手当に関しては後述の「善きサマリア人の法」に相当する免責規定が日本の民法上にも存在するので、行うことに躊躇すべきではないとの意見が強い。(Wikipedia)とも。


私がこのコースに参加しようと思ったのは、今回のコースは子供への応急手当、救助手当を学ぶコースだったからです。

お恥ずかしいことに、私、スイスでの緊急時にどこへ連絡していいのか、どこへ連絡するのが的確なのかを知りませんでした。救急車って何番??と考えると日本の番号しか出てこなくて…。

命を授かるということはその命を守っていくという責任があるわけで、これから産まれてくる息子に何かあった場合に対応できる知識を学んでおくことは大事なのではないかと思ったのです。


参加者は妊婦さんも含め、小さいお子さんがいるご夫婦やお母さん方。
近々孫が生まれるのでとおばあちゃんになる女性も参加しています。

1回2時間、理論と共に実演も交えて学びます。

主に10歳くらいまでの子供への応急手当・救助手当を学ぶのですが、これが驚くほど興味深く、そして何よりも非常に実践的で心底参加してよかったと思いました。
私は知らないことが多すぎたということもありますが、日本で学んだ応急手当よりも明確で実践的な気がします。

どの時点で病院や小児科、ホームドクターに行くまたは連絡するのがいいのかなど判断の基準を子供に起こるであろう病気やけがを例にとり学びます。
もちろんのこと、ここで学ぶ病気は応急手当・救助手当が必要な突発的なものがほとんどですので聞いたことがない病名がてんこ盛り。コースで聞いた病名を日本語で調べて購入した育児書で確認しています。
また怪我の種類と程度、その際の適切な対応、そしてやってはいけないことなども具体的に学びます。
スイスの薬局で購入できるものでどれが使いやすいのかというアドバイスと提案もあり、こんな便利なものがあるのかと驚くこともしばしば。

そして何より、指導者もお子さんがいて参加者もお子さんがいるので実際にそれを経験してどうだったのか、どういった状況で起こりどう対応したかということも聞くことができるのでとても興味深いのです。
その時こういうものが役立ったという貴重なアドバイスもてんこ盛りで。

例えば体温計ひとつにしてもどんなものがありどの年齢でどれを使用するのが適切かということも教えてもらいます。そしてお子さんのいる参加者からどこのものが一番よかったという声もあがる。

知らないメーカーのものがあったり、そんな便利なものがあるのか!と驚いたり、それをそんな風に使うことができるのかと目からウロコだったり。

乳幼児への人工呼吸についても実践して学びます。
人形で練習するのですが、これが我が子だったらと思うと手が震えました。

病気の症状とそれに対する手当を学ぶたびに怖くなります。
でもそれでよかったとも思うのです。
だってね、『責任』ということをじっくり考える機会になっているから。


このコースに参加してからはもちろんなのですが、妊娠してから名詞のボキャブラリーが増えました。
糖尿病とか喘息などある程度の病名は知っていましたが、仮性クループとか傷の種類、また妊娠期におこるであろういろんな症状などはドイツ語では全然知らなくて…。正直、日本語でも知らなかったものも多いのです。こういった単語、覚えにくい名詞だらけですが自分の身に起こるであろうこと、また子供に起こるであろうことの場合、案外すんなり覚えられるものですね。


スイスに来たばかりの頃に通ったドイツ語コース。
私が最初につくった単語帳には動詞や形容詞がたくさんでした。

7年後、妊娠がわかってから作った単語帳にはちょっと難しげな名詞がつらなっています。

未だにドイツ語はできませんが、その2つの単語帳を見比べると少しの成長と達成感を感じたりするのです。
何もしてこなかったような、できないことがまだまだたくさんあるように思うのですが、歩んできた足跡が少し目に入るようになりどこか嬉しくて、そしてどこかホッとしたりしているのです。


ちなみに応急手当・救助手当のコースで私が率先してやるのは患者の役。
苦しむ演技だけでドイツ語がいらないところがやりがいを感じる役どころです(笑)。
おおげさくらいに痛みを訴えるのがいいようで、聞かれたことがわからなくても苦しいふりをして私は外国人なのでドイツ語がわかりませんと言うと、そういうケースもあるからと皆さんあの手この手で救助してくれます(笑)。




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Author:mollie.ch
東スイスのSt.Gallenにてスイス生活7年目。自宅ネイルサロンをしつつ手作り石鹸を販売しつつの毎日。夢はハイキングガイドになること、趣味はクロスステッチ。2010年5月に出産予定。

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